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システム開発の見積りが会社によって違う理由|比べるときに見るべきところ

金額の違う3枚の見積書を虫めがねで見比べる様子を表した図

システム開発を頼もうとして、何社かに見積りをお願いしたことはありますか。

そのときに戸惑うのが、金額の差です。同じことを説明したつもりなのに、A社は80万円、B社は250万円。3倍以上ひらくことも珍しくありません。安いほうが得なのか、高いほうが手厚いのか、そもそも同じものを見積もっているのか。判断がつかないまま、なんとなく真ん中を選ぶ。そんな決め方をされた方もいらっしゃると思います。

弊社は東京都台東区浅草でシステム開発を行っております。この記事では、見積りの金額が会社によって変わる理由と、比べるときにどこを見ればよいかをご説明します。

そもそも、同じものを見積もっていないことが多いのです

金額が3倍ちがうとき、たいていは中身が違います。

同じ「顧客管理システムを作りたい」という相談でも、A社は今の業務をそのまま画面にすることを想定し、B社は業務の流れそのものを見直すところから考えている。この時点で、作業量が何倍も変わります。

さらに、含めるものが会社によって違います。データの移行を含むのか。既存のシステムを調べる作業を含むのか。使い方の説明や、公開したあとの対応を含むのか。このあたりは、見積書に書かれていないことがあります。

書かれていないものは、あとから別料金になります。それが悪いわけではありません。含まないと決めているなら、そう書いてあるだけの話です。問題は、書かれていないことに気づかないまま比べてしまうことです。

費用が変わる7つの要素

機能の数だけで決まらない、というのが実際のところです。弊社の場合、次の要素で金額が動きます。

  1. 外部サービスとの連携
  2. データ移行
  3. 権限設定
  4. セキュリティ対策
  5. テスト
  6. サーバーやクラウド環境の準備
  7. 既存システムの解析

このうち、見積りの差につながりやすいのは1番と2番と7番です。

外部サービスとの連携は、つなぐ相手によって手間が大きく変わります。連携のしくみが用意されているサービスなら短く済みますが、そうでない場合は回り道が必要になります。

データ移行は、量そのものより、今のデータがどれだけ整っているかで決まります。同じ項目に違う書き方が混ざっていたり、空欄が多かったりすると、移す前に整える作業が発生します。

既存システムの解析は、他社が作ったものに手を入れる場合に必要です。仕様書が残っていれば早く済みますが、無ければコードを読んで動きを推測することになります。ここは、実際に見てみないと時間が読めません。

権限設定とセキュリティは、見えにくい部分です

3番と4番は、画面には出てきません。だから見積りでも軽く扱われがちです。

権限設定は、誰が何を見られるかを分ける作業です。店長には自分の店だけ、エリアの責任者には担当する店舗を、経営者には全部を。この分け方が細かくなるほど、作る量が増えます。

「全員が全部見られればいい」という前提なら、この作業はほぼ要りません。逆に言えば、権限を分ける前提の見積りと、分けない前提の見積りは、比べても意味がありません。

セキュリティ対策も同じです。社内だけで使うのか、外からも使うのか。外から使うなら、誰がどう入るのかを決める必要があります。ここを省いた見積りは安く見えますが、あとから困ります。

テストにどれだけ時間を取るか

5番のテストは、金額に対して効き方が大きい部分です。

作った本人が一通り動かして終わりにするのか、実際の業務の流れに沿って何度も試すのか。前者なら数日、後者なら数週間かかります。

テストを削ると、納品後に不具合が出ます。そのときの手直しが無償なのか有償なのかも、契約によって違います。見積りが安い会社が、そのぶんテストを削っている可能性はあります。

保守の費用まで含めて比べてください

これがいちばん見落とされます。

開発費だけを見て安い会社に頼み、公開後の保守が月額で高くついた。そういう話は実際にあります。逆に、開発費は高めでも保守が含まれている場合もあります。

比べるときは、次を聞いてみてください。

  1. 公開後の不具合の対応は、いつまで無償か
  2. 機能を追加したいとき、どういう費用になるか
  3. 月額の保守契約はあるか。あるとしたら何が含まれるか
  4. 連絡はどうやって取るか。誰が窓口になるか

4番目を聞いておくと、後から助かります。担当者が辞めたあと誰に連絡すればよいか分からない、という相談は珍しくありません。

同じ条件で聞かないと、比べられません

ここまで読んでいただくと分かるとおり、金額を比べるには前提をそろえる必要があります。

何社かに声をかける場合は、次を紙にまとめて、同じものを渡してください。

  1. 今どんな業務をしていて、どこに時間がかかっているか
  2. 何人が、どこで、どの端末から使うか
  3. 今使っているソフトやサービスの名前
  4. 過去のデータを移すかどうか
  5. 権限を分ける必要があるか
  6. 公開したい時期

この6点がそろっていれば、各社の見積りは比べられる形になります。そろっていないと、各社がそれぞれの想像で見積もることになり、金額がばらつきます。

弊社の費用の目安

参考までに、弊社の場合を書いておきます。

  • 小規模な機能追加や、既存システムの改修:30万円程度から
  • 複数の店舗や拠点にまたがる業務システムの新規開発:100万円程度から

いずれも税別です。ただし、100万円で業務システムが一式そろうという意味ではありません。上に挙げた7つの要素によって、実際の金額は上下します。

そのため、弊社では業務の棚卸しを先に行います。今どんな作業を、誰が、どの順番でやっているかを書き出したうえで、開発の範囲、概算の費用、想定される期間をお出しします。そこから先に進むかどうかを判断していただく形です。

棚卸しだけで終わっても構いません。話を聞いて、既製のサービスで足りると判断すれば、そうお伝えします。

安い見積りが悪いわけではありません

念のため申し上げますが、金額が安い会社が悪いという話ではありません。

範囲を絞って、その範囲だけをきちんと作るのであれば、安いのは当然です。問題は、範囲が違うものを金額だけで比べてしまうことです。

見積書を受け取ったら、金額の前に次を確認してください。

  1. 何を作ると書いてあるか
  2. 何が含まれていないと書いてあるか
  3. 期間はどれくらいか
  4. 公開後の対応はどうなるか

2番が書かれていない見積書は、その会社に直接聞いてください。含まないものを明記している会社のほうが、あとで揉めません。

よくあるご質問

Q. 見積りは無料ですか。

弊社では、ご相談とお見積りの段階で費用はいただきません。業務の棚卸しをどこまで行うかによりますので、詳しくはお問い合わせください。

Q. 相見積もりを取っていることを伝えてもよいですか。

構いません。むしろ伝えていただいたほうが、どこまで含めた見積りなのかを丁寧に書きます。

Q. 予算が決まっているのですが、伝えたほうがよいですか。

伝えてください。予算に合わせて範囲を絞る提案ができます。予算を伏せたまま進めると、出てきた見積りが合わずに、最初からやり直しになります。

Q. 金額が高いと思ったら、どうすればよいですか。

範囲を絞れないかを相談してください。全部を一度に作らず、いちばん困っている部分から始める形にすれば、費用は抑えられます。

Q. 見積りの内容が分からないのですが。

分からない項目は、遠慮なく聞いてください。説明できない項目を書く会社は避けたほうがよいです。

ご相談・お問い合わせ

見積りを取ったものの判断がつかない、という段階でのご相談も承っております。他社の見積りを見せていただいて、何が含まれていて何が含まれていないかを一緒に整理することもできます。

弊社の事務所は台東区浅草2丁目にあり、つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩2分ほどです。訪問しての打ち合わせは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県が範囲です。それ以外の地域も、オンラインでご相談いただけます。

スマステ株式会社
東京都台東区浅草2-19-3-701
電話 050-3551-1969(受付 平日10:00〜18:00)
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